【失敗談】英検4級に合格できなかった原因と失敗しないための対策

小学生の英検受験

こんにちは。テルキーパパです。
自分が英語を教え子の中には、残念ながら英検4級不合格となってしまった中学生がいました。今回はその時の失敗の原因と、合格するためにすべき対策を紹介したいと思います。

この記事で分かる事
  • 英検4級受験で失敗する原因
  • 合格をするためにするべき対策

英検4級に合格できなかった原因

4級ではリスニングがネックになる

不合格となった最も大きな原因はリスニングです。英検4級の合格基準点は Reading + Listening 合わせて 622 点 です。およそ 65% 正答できれば合格ができます。
不合格だった子のテスト結果は
Reading 344 点 (正答率 68.8%)
Listening 254 点 (正答率 50.8%)
と明らかにリスニングの結果が足を引っ張っています。仮にリスニングが 300 点(60%)とれていれば合格基準点でした。このことから、明らかにリスニング対策不足が不合格の原因だったと言えます。

なぜリスニングがネックになるか?3つの要因

5級に合格してる子でも、4級のリスニングの点数がかなり悪くなる子が多くいます。その原因は主に次の3つです

  • 話の時系列が理解できない
  • be going to ~を「行く」と勘違いする
  • 単語が分からない

話の時系列が理解できない

5級では現在形のみです。そのため、細かいな聞き取りができなくても何となく単語が聞き取れれば意味を理解できました。ところが、英検4級では過去形・未来形がテスト範囲になります。リスニングでも、この時系列の理解を問う問題が出てきます。例えば、以下のような問題です。

I want to take a trip during summer vacation. Last year, I visited Japan, so this year I’ll go to Australia. Next year, maybe I’ll go to England.

Question : Where will the man go this summer ?

2020年 第3回 過去問

このように、過去、今年、未来の話をされます。質問は未来形を使っていますが、聞いてるのは今年の事です。しっかり新しい文法にリスニングで慣れていないと、時系列がさっぱりつかめず、回答ができなくなってしまいます。

be going to ~を勘違いする

もう一つよくあるミスが、未来を表す be going to ~ を「~へ行く」と誤解するケースです。例えば以下のような問題です。

There’s a big festival in my town tonight. There will be too many people there, so I’m going to stay at home.
Question: What is the man going to do tonight ?

2020年 第1回 過去問

リスニングに慣れていない子は “be going to ~” を「行く」と勘違いしてしまい、直後の “stay” という単語を聞き落としてしまいます。そして、「家に行く」や最初の festival と勝手につなげて「お祭りに行く」など誤解したり、勝手に解釈をしてしまいます。

単語が分からない

英検4級では5級よりもはるかに難しい単語や熟語表現が出てきます。例えば

Which subject is the girl good at?

2020年 第1回 過去問

“subject(教科)” や “be good at ~(~が得意)” という表現は4級から出てくる表現です。good も5級で覚えた「良い」のまま解釈すると、意味が分からなくなってしまいます。このように4級では新しい単語を聞き取り理解する力も必要になってきます。

英検4級受験に失敗しないためするべき3つの対策

このような失敗をしないため、必ずしたい対策は以下の3つです。

テルキーパパ
テルキーパパ
  • 十分な勉強時間を確保しよう!
  • 音読の練習をしよう!
  • 単語・熟語をしっかり覚えよう

十分な勉強時間の確保

不合格だった中学生は、兄弟の受験に合わせて急遽一緒に受けることになりました。しかし、学校の期末テストや部活動の忙しい時期と重なり十分な学習時間が確保できませんでした。リスニング対策も単語の対策も、一夜漬けで済ませられるほど簡単なものではありません。まずは、しっかり学習時間を確保できるようにスケジュールしましょう。

必要な勉強時間は?

受験年齢や現在の学力等により個人差はありますが、目安として毎日 10 ~ 20 分の学習3か月程度は確保したいところです。基礎的な過去形や、未来形の文法をすでに知っていることを前提にすれば、その程度の時間で十分対策ができます。逆に、まだ5級に合格したばかりであったり、4級で必要な文法の学習ができていない場合は、6か月を目安にしましょう。

毎日10分~20分の学習時間を3か月程度確保しましょう!

音読の練習をしよう

リスニング力を向上するには、音読をすることが最も有効な対策です。逆に音読をしないでリスニング力を向上することはかなり難しいです。音読の練習方法については、以下の記事で詳しく説明をしています。

また、独自に音読とリスニングの教材を無料で作ることも可能です。作成方法はこちらの YouTube で紹介していますのでご覧ください。誰でも無料で 1 時間程で教材づくりができます。

リスニング力は音読で身につけましょう

単語・熟語をしっかり覚えよう

英検で最終的な点数源になるのは単語です。単語の学習は単語帳で無理やり覚えるよりも、過去問をベースに知らない単語や表現をもとに単語帳を作ると効果的です。子供でも作れる単語帳アプリは Wordholic がおススメです。毎日少しずつ復習して覚えるようにしましょう!

単語・熟語は英検の基本!コツコツ積み上げましょう!

まとめ

英検4級の英文の内容は過去から未来まで一気に広がります。特にリスニングは対策をおろそかにすると、点数を落とし失敗の現認になります。英検4級受験で失敗しないためにも、しっかりとしたリスニング対策をするようにしましょう!

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